ケータイの場合・・・

 それはまだアナログ携帯電話とポケベルが全盛期であった頃、私の通っていた中学・高校はそう言ったものを「非行の源になる邪悪な機器」ということで、そういったものが見つかるとかなり厳しい処分の対象になっていました。それに洗脳されたわけじゃないけど、当時の私もそんなものはよろしくない輩が持つものだから必要ないし、そんなお金あったら別のイカしたデバイスを衝動買いしたいし、ポケベルを契約するんだったらアマチュア無線機のほうが文字を送れるどころか知らない人との会話も楽しめるし処分の対象外じゃねぇかと、世間とは正反対の方向を突き進んでいたものです。
 だからアマチュア無線機も3台ほど所有していたし、そう考えれば通信機の無駄な買い換えも今に始まった事じゃないんだよね・・・(爆)

 そんな頃ちょいと魔が差して、サービスが開始されて間もないPHSを超短期間だけ使ってみたこともありました。
 しかし会話は切れまくるし、繋がらなし、当時高校生だった私には必要性があまりないということで速攻で解約したのがNTTパーソナル パルディオ202Sです。
 あまり使い込んだ訳じゃないからそんなにでかい口を叩ける身分じゃないとは思いますが、PHSのサービス開始が開始されてそんなに時間が経っていない頃でしたので、通話できるエリアもまだまだ狭く、通話が切れまくっていた記憶があります。しかも塗装がテープを勢いよく剥がすと一緒に取れてしまうほど貧弱なものであり、それだけでかなりこの機種は私からすればかなりのマイナスイメージを残す結果となったのでありました。
 でも、当時の平均的なPHS端末から見ればかなり小さく、しかも操作性も悪くなかったので、一般的に見れば素晴らしい方に分類される機種だと思うのですが・・・俺はやっぱりシャープを愛することはできなかった。(謎)

 で、その姿勢を大学に入ってしばらくは貫いていたものの、高校時代では当然であった教室に行けば必ず友達と会えるという保証はないという事に気づき、それに加え過去レポートをゲットしたり、授業を抜け出して活動をするためにも友達との連絡は今まで以上に密にしなければならないということで、やむなく再び携帯通信機器に手を出すことになったのです。
 なるべく通信料金を安くしたいということで、「繋がらないし、切れる」という悪い評判がようやく薄まってきたPHSを懲りずにゲットすることしました。でも当時から大流行だったDDI-Pではつまらないし、いざというときには契約者数が少なく、でも基地局の数が比較的多い方が通話できるんじゃないかという訳の分からない理論で、会社の経営がヤバくなるほど(?)基地局の整備に力を入れていたアステル東京(※1)のものにする事にしたのでした・・・

※1 まさか基地局の爆発的な整備(アステル東京公表によれば、既に稼働していた基地局の4倍もの基地局を新たに作ったそうです)が原因だとは思いませんが、その後アステル東京は東京通信ネットワークに吸収されることになります。

 そうしてビックポイントカードのポイントのみで購入費用全額を支払えるように店員に無理を言って貰ってきたのが最新機種であったアステルAP-15です。
 こいつは上に挙げた機種よりも更に小さく、また当時にしては大型のLCDを搭載している機種でした。サービスエリアは当初に比べ広がっていましたから、日常生活を営む上であまり不自由に思うことはなかったのですが、問題はハンドオーバー関する機能がかなり糞だったように思います。何せ、自宅に設置してあったパワーアンテナでガンガンにアンテナ3本立っているときでも会話がとぎれたり、移動速度も徒歩程度の速度でやっと追従できるくらいなものでした。
 しかし1度契約したら6ヶ月間(※2)は機種変更できないというお約束のために、この機械とは6ヶ月間お付き合いすることになりました・・・

※2 現在では8ヶ月がお約束となっているが、当時はまだ6ヶ月で機種変を受け入れてくれていました。

 その後1ヶ月しないうちにAP-15には飽き飽きし(笑)、もう既に次に買う電話のことを考えつつ6ヶ月間を耐えていたものです。そうしているうちにアステルがMOZIOサービスというiモードが弱まったような文字情報サービスを開始しました。
 それに対応するものが2機種発売され、どちらにしようかかなり悩んだ末に選択したのがデンソー製のAD31です。買う前に一番引っかかっていたのが伸縮するアンテナが妙にへっぽこで、「これってそのうち絶対に折れるんじゃないの?」という事だったのですが、その予測は電気製品を買い続けて3000年の私が睨んだ通り、購入後数日で見事にもぎ取れたのでした(笑)。
 そのかわり操作性もそこそこ良く、感度やハンドオーバーもかなり良かったので、その後もアンテナを修理することなく可でもなく不可でもなくといった感じで使い続けていました。
 そのままで終わっていれば良かったのに、その後ファームウェアにバグが判明して(※3)アステルさんから「送り返してくれ」との手紙と返信用封筒が届きました。そんな事をしているほど俺様はヒマじゃないんだとか訳の分からないことをほざきつつ、その要求を無視し続けていたら、その後数度にわたり同じようなお願いのお手紙を頂き、しかも手紙の語調がだんだんと強くなってくるような・・・そう言うわけで、ついに逆切れしたのでした(笑)。
 それで行ったのが写真にあるような訳の分からないカラーリングの塗装と、ミニ四駆を思い出させる大胆な肉抜き改造。でもそんな改造もすぐに熱が冷めてしまってその後は放置状態。またそのころに「友達になろう」とか「メールちょうだい」とかいう出所不明なメールが多数入るようになっていたのでした。
 それで私が出した結論は「やっぱりドコモでしょ!?」とういう訳の分からないもので、またもや意味のない衝動買いに走ることに・・・

※3 若いロットというのは危険だと昔から言われていることであるが、私が購入したのも文句なしの初期ロットであった。パナソニック製でDDI-Pのとある端末を使用していた友人も同じ上な手紙が送られてきたと言っていたし、最近発売になった日本無線製のアステルの端末も初期ロットのファームはちょいと練りが甘いところがあったという噂を小耳に挟んだといったところからも、やはり若いロットは避けるのが賢明なんでしょうな。それでも俺は初期ロットを買い続けるのであった。
 ついでにいうと若いロットでは折れやすい構造であったアンテナも、その後の改良で応力が加わりにくく折れにくいような構造に変更になっていた。

 そうしてドコモの中でも軽量て感度も良く、操作性もそこそこだと定評のパナソニック製の端末、しかも発売されてすぐであったP207を衝動買いしてしまったのでした。ただこの機種の抱えている一番の問題は、パナソニックの端末は使っている人がめちゃくちゃ多いということで、この機種もいずれは猫も杓子も持つようになってしまうんだろうなぁということでした。
 その予想はまたもや的中してしまって、今となってはかなりの割合で使われていますよね。しかもゴールドが基調になっているデザインのせいか、イマドキなケバイ人が持っていることが多いし(笑)。
 性能的には大きな問題はなかったのですが、そのようなみんなが持っているというつまらない理由で、またもや機種変を企むようになります。800MHzはデータ通信の割引がなくデータ通信で使うと通話料が速攻で死亡するので、今度は1.5GHzのにしようと思ったものの、10ヶ月経過しないと買い換える機種をほぼ定価で買わなければならないので、その場しのぎに私の友人が使っていたやつを譲り受けようかなぁという、これまたぶっ飛んだ考えが生まれるのでした。

 それで手に入れたのがP153でした。これは発売が結構以前の機種なので漢字には未対応なものの、かなり小さく今持ち歩くにしてもそれ程気にならない程度です。
 これを手に入れた日の昼休みに速攻で学校近くの商店街にあるドコモサテライト(?)に持ち込み機種変を頼んだ所・・・
 「3日程度お預かりすることになりますが」
 という何とも素晴らしい御回答を頂き、機種変欲求がその場で消え失せたのでした(笑)。そうです、そのお店には機種変手続きをするための機器がなかったのですね。さすが京成大久保店は他のドコモショップとは違うね・・・
 そんなことでこの機種はせっかく貰われてきたのに一度も役目を果たすことは無く、部屋のインテリアとなっています。

 それじゃぁ携帯のほうは機種変が可能になる10ヶ月は我慢するとして、前回の機種変から8ヶ月が経過していたPHSを買い換えることに・・・べつに買い換える必要はないんだけど(笑)。
 秋葉原のアンコウ看板の電気屋さんで店員さんとの死闘を繰り広げつつ(といっても「○○では***円で売っていましたよ」という嘘をコキまくっただけという噂も)、信じられない値段でゲット!
 それでこれまた新発売であったAP-32というMOZIO対応機を購入。今回のはアンテナ部もしっかりしていて特に問題はなさそう。操作性はさすがに劣るものの、普通に使う分には別に問題ないレベルだし、まあいいでしょう。
 まだそれほど使い込んでいないので問題点はそんなに出てきていないんだけれども、PHS関連の掲示板では結構叩かれているご様子。私としては今まで使ってきたPHS端末の中では一番まともな感じを受けているんだけど・・・。多分、みんな期待しすぎたせいじゃないかと思うんだよね。


・・・まぁざっとこんな感じなんですよね。
こういう形にまとめると本当に無駄なことしてるよなぁ(笑)。

もちろん、現在の一番の問題は次の携帯を
一体なににしようかなということなんですけれどもね・・・(バカ)

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