2007年2月アーカイブ

過酷な環境でも機器が間違いなく動作してくれるようにと、どうしても避けて通れぬ試験なわけですが、低温-15℃、高温+55℃なんて、過酷な試験仕様を考えた人を呪いたい一週間となっております。

真冬の蔵王懺悔坂から真夏のインドまで耐えられる必要性をあまり感じられませんが、文句を言ったところで変わるわけでもないから従順に従いましょう。へぇ。

ローテックな品物であれば特に細工をしなくても大抵は問題なく動いちゃったりするわけですが、今をときめく低電圧動作のLSIさんは温度やら、温度によって左右される電源やらに非常に敏感で有らせられ、動作不良となることもしばしば。そのたびに極寒&灼熱地獄に晒されるわけですから体調も崩しがちになったりもしますよ。夏風邪なのか冬風邪なのかよく分かりませんが。(汗)

調査するためにオシロやらパソコンやらをお供させても、おかしな挙動を示しやがったり、操作する人間も判断力が低下しまくりですから、一体何が悪いのかよく分からなくもなってきたりしますな。極寒、灼熱で堂々巡りの毎日とは何かの宗教であるような気さえしてきます。

で紆余曲折有りながら、明日の朝動いてくれればやっとこ終了できる予定。ねぇ、いい加減動いてくださいよ。お願いしますってば。

とはいっても、車載機器のメーカーさんなんかはさらに過酷な環境試験を行われているようですし、それから言えばまだまだ甘い基準でしょうか。ホント、頭が下がります。

3ヶ国同着

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それぞれバラバラの日に発注した品物だというのに、香港、シンガポール、タイから本日一気に到着。湿気た町工場だというのに、この荷物は何よ?という郵便屋さんの顔が浮かびます。

どこもキナ臭い感じの国名ですが、ご禁制の品ではございませんので悪しからず。値段に引かれて、どうもアジアの国々に傾倒しがちなチョイスでいけませんナ。

プロ仕様

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プロ仕様というと、フードファイターとしてはどうしてもあの憎たらしい赤い牛のCIを思い出しがちですが、今回は残念ながら別のプロ仕様についての話題。

約1年ほど前にSHUREさんのプロ仕様ヘッドホンことE2cを一発奮起して購入して、その静粛性と音の再現性の虜となり愛用していましたが、その愛の甲斐なく半年ほどで最強かと思われた極太ケーブルが断線し他界。

E2cは廉価モデルであり、真のプロ仕様ではないから仕方がないかと意味不明な教訓を身につけ、その2つ上位のモデルであるE4cを清水の舞台から投身自殺を図るかのごとく購入。例によってその音にまっしぐらになっていたわけですが、不思議なことに今回も6ヶ月ほどでダイヤモンドカッターでも切断できないのではないかと思える極太ケーブルが断線し殉職。

某社信者の当方といたしましては、1年ちょっとで作動するタイマーは「井深先生、盛田先生からの購買指令」「ハワードさんからの業務命令」「クオリア」として受け止め、壊れたことを大義名分に新しいものを買えることに感謝さえ思えるまでに成長しておりますが、さすがにきっちり半年で2回連続発動するSHUREタイマーには「タイマーが壊れているんじゃないですか?」という質問を投げかけたい気分。

衝動買い技士の当方としても、オーディオプレーヤー本体よりも高額なイヤホンを半年ごとに買い足すのには疑問を感じざるを得ません。っていうか、修理可能だったら2つめを買う前に素直に修理に出せよって話ですが。

幸いにも保証期間はプロ仕様という名に恥じぬ2年間ですから、いずれも修理(交換)可能ですが、このペースで断線したら3回も新品がもらえちゃってかなりお買い得な気もしますか?

で、断線の原因ですがおそらく皮脂によって電線の被覆が硬化して折れて、銅線を侵してしまったものと思われます。肌に密着させて使う構造なんですから多少は耐油性も考慮に入れた素材にしておいてくればいいものを・・・。欧米人はそんなに脂っぽくないのか、私が極度に脂性なのか分かりませんが、こればかりは避けられない故障モードでしょうよ。

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