過酷な環境でも機器が間違いなく動作してくれるようにと、どうしても避けて通れぬ試験なわけですが、低温-15℃、高温+55℃なんて、過酷な試験仕様を考えた人を呪いたい一週間となっております。
真冬の蔵王懺悔坂から真夏のインドまで耐えられる必要性をあまり感じられませんが、文句を言ったところで変わるわけでもないから従順に従いましょう。へぇ。
ローテックな品物であれば特に細工をしなくても大抵は問題なく動いちゃったりするわけですが、今をときめく低電圧動作のLSIさんは温度やら、温度によって左右される電源やらに非常に敏感で有らせられ、動作不良となることもしばしば。そのたびに極寒&灼熱地獄に晒されるわけですから体調も崩しがちになったりもしますよ。夏風邪なのか冬風邪なのかよく分かりませんが。(汗)
調査するためにオシロやらパソコンやらをお供させても、おかしな挙動を示しやがったり、操作する人間も判断力が低下しまくりですから、一体何が悪いのかよく分からなくもなってきたりしますな。極寒、灼熱で堂々巡りの毎日とは何かの宗教であるような気さえしてきます。
で紆余曲折有りながら、明日の朝動いてくれればやっとこ終了できる予定。ねぇ、いい加減動いてくださいよ。お願いしますってば。
とはいっても、車載機器のメーカーさんなんかはさらに過酷な環境試験を行われているようですし、それから言えばまだまだ甘い基準でしょうか。ホント、頭が下がります。