バッファロー殿謹製、寺鯖ことテラサーバーを出来が悪いとかブツクサ文句を言いながらも
かれこれ8年ほど運用してきましたが、つい先日勝手に設置場所から取り外され、
工場のコンクリート上に放置されていました。
おいおい、勝手に何してくれてるんだよーと事情を伺うと、
「バチバチと音を立て煙を噴いたので安全な場所に待避した」とのこと。
確かに電源の通気口から半導体のレジンパッケージの焼けた芳しい香り。
寺鯖改め、焼鯖の完成です。
製品がショボいのは目をつぶったとしても、発煙するなんて出来が悪すぎだろ!!
なんて少々ムキになりつつも原因究明のため、早速分解してみることにしました。
筐体を開けて現れたのはSeasonic製の電源装置。
予想に反してちゃんとした電源を使われているんですね。
バッファロー製というとどうもショボい部品の組合せを想像してしまいますが、
以前分解したSSDの時と同様に、ボードに実装されているICもマトモだし、
ボード全体も日本実装なのかナカナカ美しい仕上がりでした。
で、本題の電源のカバーを開けてみると・・・
いきなり謎の物体がポロリ。
TO-220パッケージの一部っぽいですが・・・はじけ飛んじゃった?
あわわわ・・・内部は全般的にホコリとススだらけ。
一体どこがはじけ飛びましたかねぇ?
中央部にねじ止めされたFETっぽいものが見えますが、
これがはじけ飛んで内部があらわになってるではありませんか。
ホコリが詰まって過熱したとか、ホコリでどこかがショートして過電流が流れたとか、
そういう類の故障っぽいですが、はじけ飛んだ部品以外にも、
電解コンのいくつかは内圧が高まって底が抜けそうになっていましたし、
全般的に寿命を迎えられているご様子。ご愁傷様です。
電源ごと交換すれば問題無く動作しそうですが、
ちょうど合う電源の在庫がなくて作業はここで中断しております。
たとえ新しい電源を買ってきて動作させたところで、
今度はHDDが昇天されるころだと思われるので、
生かすのか殺すのか決めかねている今日この頃。
寿命と言うことでも許してくれるよね?