

早いものでネパール滞在も明日の出国を残すのみとなりました。
ネパールというとエベレストを連想される方が多いかと思いますが、
日本で言うところの富士山と同様に首都で手軽に見られるというわけではなく、
カトマンズからクルマで1時間半~2時間程度のナガルコットまで行き、
そこからさらにトレイルを1時間程度歩いたところにある展望台まで行く必要があります。
せっかくネパールに来たんだからエベレストに行って「チョモランマもチチチョビレ」という
破滅的なネタを仕掛けようか最後の最後まで悩んでいたりもしましたが、
最終的にはカトマンズ市街とカトマンズ盆地に点在する遺跡類をじっくりと堪能することにしています。
ネパールの世界遺産はほとんどがカトマンズ盆地に集約されていますから、
渋い町並みと遺産を巡るには非常に効率的な国と言えるかもしれません。
なお、ネパールにはあのブッダの生誕地であるルンビニもありますので、
ルンビニに行って「天上天下唯我独尊」とツイートするという案もありましたが、
あまりに費用対効果が低いと言うことで速攻でボツとなっています。
世界的に有名な山が軒を連ねているということで、登山やトレイルを目的とする客も多く、
カトマンズで装備品を補充する人も多いからか、登山用品店が異様に多く見られます。
ノースフェイスなど著名なアウトドアブランドの品々が陳列されていますが、
そのほとんどが偽物という噂。ファッションの一種として着るならばまだいいですが、
本物と信じて山に持って行ってヒドい目にあわないものか他人事ながら少々不安・・・。
また、電気や水道の供給状況も非常に悪く、我々が過去に訪れた国の中で
もっとも悪いのではないかと思います。水道に関しては断水を見越して
各施設とも巨大な水道タンクを備えているため、さほど問題になることはありませんが、
電気については「日に何度も」というか、「ついたり消えたり」といったほうが
しっくりくるような状況。高級ホテルであれば完璧な自家発電施設を備えているようですが、
気合いツアーズ御用達のランクのホテルでは最低限の電灯をまかなう程度の
自家発電施設しかないらしく、切り替えに時間がかかるため各種装備の
充電すら満足にできないこともあるほど。
あまりに停電が多すぎてバッテリが過充電にならないかという不安も。
あと、シャワーやトイレの最中の停電は流石に困るわ・・・。
ネパールの人々ですが、事前に聞いていた悪い噂とかけ離れており、
正直で親切であり、不愉快な思いをすることはほとんどありませんでした。
商売の方式は旧来の交渉制がほとんどのため、正札販売に慣れ親しんだ
日本の方は少々違和感を感じるタイミングも有るかとは思われますが、
法外なぼったくりを仕掛けるような方も少なく、難易度は低めだと思います。
というわけで、みなさんも是非ネパールにお出かけくださいね。
少なくとも私にとっては渋い部門で文句ナシのナンバーワンです。