今年の3月頃、最近の私にしては珍しく沼にハマっている事を書きましたが、新たに調達したキーボード達ではどうもシックリ来るものがなく、その後も延々と新しいものに切り替えたり・・・はたまた戻したりを繰り返し続けておりました。むむむむーーー、こんなにもシックリ来るものがなく精神的平穏が妨げられ続けるのであれば、キーボード乗り換え計画は一旦中止とし、17年選手のREALFORCE 91UBKで良いのでは?と思い立ち、結局は長年使っていたヤツに元に戻してみたわけです。
当然と言えば当然ですが、今までの違和感は一気に解消するわ、キー配列の違いによるミスタッチは激減するわ、珠玉のキータッチから得られる快感は健在だわで、買い込んだ新しいキーボードに乗り換えるという選択肢が瞬間的に蒸発していった次第。すなわち若ぶることを完全に諦め、完全に古い人間の仲間入りを果たしたとも言えましょう。最初から何も買わなくて良かったじゃんと。
とはいえ17年選手。キースイッチのステムなどといった摺動部が流石に摩耗してきているようで頻繁に使うようなキーは微かに違和感も。まぁ、自宅で使用しているキーボードなので微かな違和感ぐらい何ら問題ないわけですが・・・
くわわっ!!なんと!!私の第3の指が私の気付かぬ間にポチッとしたのか、新しいREALFORCEが目の前に!!!なんということでしょう。しかし、せっかく目の前に新しいREAL FORCEがあるのだったら使わない手はないでしょうと、早速これまでの古いモデルと置き換えて使用してみたところ、その入力感はそれはそれはまさに快適そのもの。しかも、古い機種と同じというだけではなく、微妙な形状、素材や仕上げなどといった細かいところですが確実に磨きがかかっており、使い心地が確実に向上しているじゃねぇかと。なんで散々お世話になった東プレ様を信じて一番初めにこれを買わなかったんだ?と自分の浅はかさに大層ガッカリした次第です。
新しいREALFORCEといっても最近話題のBluetooth対応のナウいやつではなく、頑なにこれまで使用していたモデルに一番仕様が近いUSB接続専用、テンキーレス、変荷重、静音タイプであるR3SC12を選択しているあたり、これまで以上に長く使うつもりがにじみ出ていたりするわけですけが。機能は少なく、機構はシンプルな方が故障の可能性が低く長持ちしますし。
高級キーボードと言ったって大切に長いこと使うことができれば、安いキーボードをスイッチ入力が渋くなる度に買い替え続けるよりも逆に割安だよねと言う方向に持って行きたかったのですが、今回は他機種への浮気や寄り道が過ぎたため、それらへの供養を含め減価償却の道のりはだいぶ長いものとなりそうです。あと置き場も・・・。