炎の計算機人生

 小さな頃は機械モノをいじるのが好きな少年だったのに、気づいてみればマニアとかオタクとかよばれるダメ人間になっている今日この頃。そろそろ自分の過去でも清算ておこうかというのがこのページの生い立ちです。(笑)

 振り返ってみるといろいろなモノを買っているもんですね。並べられると本人でも疲れますわ・・・

 スペックなどは私がいい加減に記憶しているものなのであてになりません。特にクエスチョンマーク付きのものは恐らくデマですのでご注意下さい。

パーソナルコンピュータ
NEC PC-9801 M

CPU 8086 8MHz
Memory 256KB
 零細企業になぜか導入された文明の利器。当時のパソコンと言えば、何でも出来る魔法の箱といわれていたようですが、今考えると何ができるのかを探すのも困難な気がしますね。(笑)
 仕事用であるパソコンだったものの、機械好き少年の目に留まり、いろいろといじくり回される羽目に。真っ黒な画面に緑色の文字が光る様は言いようのないサイバー感を醸し出していました。
末期には当時高級品であった大容量40MB(笑) ハードディスクを搭載。この時期にこの規模の会社にパソコンがあったのは奇跡としか言いようがないでしょう。(笑)

資料捜索中・・・ 漢字電子手帳
CASIO DK-7000

Memory 64KB
 流石に自分専用パソコンは買えないので、しかたなく電子手帳に路線変更。お年玉をはたいて電子手帳を手に入れ、当時中学生だった私は朝から晩までこの機会をサルのようにさわり続けたものです。
 意味不明なデータベースを構築しつづけ、64KBのメモリーはすぐにいっぱいになる有様。その勢い衰えずにパソコンと接続するためのインターフェースボックスまでご購入のヘビーユーザーに。
 しかし、晩年には不慮の落下事故によりあっけなく死亡。合掌・・・

パーソナルコンピュータ
NEC PC-9801 RA

CPU 80386SX 20MHz
Memory 640KB + 1024KB
 超零細企業に迷い込んだ98シリーズ初の超高速32ビットマシン。カラーアナログディスプレイも一緒に導入され、市販されていたゲームが快適に動く環境が手中に入りました。ただし、あくまでもビジネスマシンであったため別売りのFM音源ボードは装備されず無音の世界でした。
 私は学校があるというのに深夜まで会社の事務所でゲーム三昧の日々。いうまでもなく学校では居眠り三昧だったりして。(爆) この悪循環のお陰で成績序列は一気に100位下がり、人生を踏み外し始めたのでした。

パーソナルコンピュータ
NEC PC-9801 DA

CPU 80386SX 20MHz
Memory 640KB + 1024KB
Sound Module YM2203
 会計処理のために導入されたパソコン。しかも3.5インチFDとFM音源を備えるゲーム快適仕様のパソコン。
 さらに超高速2400bps(笑)のモデムも装備され、禁断のパソコン通信への道へ誘われることに。膨らみ続ける電話代をごまかすために、複数の外線を使い分ける技を編み出し懲りずに通信していました。。

パーソナルコンピュータ
NEC PC-9801 M2 (写真はM)

CPU 8086 8MHz
Memory 384KB
 自分の部屋にやってきた記念すべきパソコンだが、もうすでに化石的なマシンで、できることと言えばエディタでちょこっと文章を作ったり5インチフロッピーのコピーするくらいでした。ある測定器会社で不要になったのを拾ってきたもので、新世代入力デバイスであるマウスインターフェースを装備し、CPUはV30に載せかえられ極限までのチューンが施されていました。しかし表示能力は8色中8色という何ともお粗末なマシンだったので、約半年後は早々にハムフェアーに提供することになってしまう悲劇のマシン。驚くのは、ハムフェアーでこのマシンにお金を出して買っていく人がいたことです。

パーソナルコンピュータ
NEC PC-9821 Ce

CPU 80486SX 25MHz
Memory 640KB + 5120KB
HDD 120MB
Sound Module YM2608
 今まで貯めに貯めたお年玉やらなにやらで、なんとか買った夢のマルチメディアマシン次世代OSことWindows3.1標準速CD-ROMドライブを搭載した雄姿は震え上がるほどのサイバー感でした。
 ちなみに当時の定価は48万8千円当時のカタログ表紙)。アホみたいな高さですな。

Notebook PC
Fujitsu FMR-50NBX/T1
CPU 80386SX 20MHz
Memory 4MB ?
HDD 80MB
640*480ドット
16色TFTカラー液晶
 保険契約や中古車情報をオンラインでやりとりするために公的な援助で導入されたものの、プロジェクトが途中で潰れたため私のおもちゃになってしまったかわいそうなマシン。そのため使い道のない特殊な規格のモデムが内蔵されています。
 ディスプレーには最先端技術TFTカラー液晶を装備しているものの、バッテリー駆動時間はセカンドバッテリーを装着時でも30分というオマヌな仕様でした。とりあえずWindows3.1を導入し何とか使えるパソコンにして通信専用機として使用していまいた。キーボードがディスクトップ機と比べてもかなり打ちやすい機種でした。
 ちなみにFMRシリーズはこの頃で見切りをつけられ生産が終了されてしまいます。その代わりに、あのFMVがデビューすることになるわけです。

Notebook PC
IBM Thinkpad 530Cs

CPU 80486DX2 50MHz
Memory 4MB
HDD 540MB
640*480ドット
256色DSTNカラー液晶
 液晶が割れた状態で貰われてきたジャンク品。A5サイズでコンパクト。デザインもアメリカンテイスト漂うなかなかイカすパソコンです。初めて手に入れたDOS/V機だったということもあり、液晶が割れているのも気にせずにパソコンのディスプレーに接続し、結構長い間使っていました。
 当時アスキーが無料インターネット接続サービスを始めていて、お金のない学生の私は速攻で加入して、深夜までインターネットに耽っていたものです。
 その後あまりの遅さのため分解され、現在は部品の状態で保管中・・・

資料捜索中・・・ 気合いの自作パソコン
廃品回収1号

CPU 80486DX2 66MHz
Memory 8MB
HDD 170MB + 240MB
 名前そのままで、各方面からのゴミを集めて作られたパソコン。ゴミのくせに当時の私のメインマシン(Ce)よりも快適にWindowsが動作していたので、よく使っていました。当時最速のVLバスグラフィックカードも装備。98の拡張スロットのカードに比べると鬼のように長いカード類にショックを受けたものです。それに比べると最近のPCIやらAGPのカードはこぢんまりしてしまっていて気合いが感じられませんね。
 また、当時大流行だった洋ゲーことDOOMを朝から晩までやっていたのもこのマシン。

パーソナルコンピュータ
AppleMacintosh
Centris 660AV

CPU MC68LC040 20MHz ?
Memory 16MB ?
 とある事情で家に数ヶ月ほどあったマシン。私にとっては初のマックでしたが、Windowsを使い始めていた頃だったのでさほど違和感を感じることなくいじっていました。コンパクトなピザボックス型の筐体は何とも言えずサイバー。しかもビデオ編集機能を標準で備えているという驚異のマシン。まぁ本当はクワドラとか言うさらに最強に強まった驚異のマシンなんかも存在したらしいですが、庶民が買えるような値段ではありませんでした。
 私はこのマシンとPhotoshopを駆使してハリウッドも真っ青な合成写真を作って自己満足に浸っていたものです。

Notebook PC
Apple PowerBook100
試作機

CPU MC68000 8MHz?
Memory 4MB
HDD 20MB
640*480ドット FTN液晶
 調子に乗って「時代はマックだよな」とか言い始めた私の元に舞い込んだ超レアなマシン。どうやら開発元から流れてきたものらしく、外装はプラスチック成形そのままでなんの細工も施されていません。試作機という噂ですが背面にはちゃんと(?)こんなシールも貼ってあります。マック教の方どなたか超高額買い取りしてくれないですかねぇ?(笑)
 廃棄処分されそうになっていた3台を貰ってきて、動く部品をかき集め何とか完動させたのが始まりでした。このパワーブック実はソニー製で今のバイオと所々似ているパーツがあったりして笑えます。
 そんなこともあり、かなりのお気に入りで今でもたまに電源入れてみたりして遊んでいます。最近は時々ハードディスクが回らなくなるときもあるので部品を探しているんですけど、そんなもの今時あるわけないか・・・

資料捜索中・・・ ペン入力電子手帳
CASIO RX-20

Memory 512KB
120*170ドット FTN液晶
 初代電子手帳が死んだ後は、クレモナという小さい電子手帳を電話帳代わりに使っているだけでした。
 が、あるとき久々に電子手帳売り場を覗いてみると、電子手帳というものが進歩しまくっていて、メモリーなんかも増えまくりで、キーボードなんて言うローテクなデバイスがすでに削除されている様を見て思わず買ってしまったものです。
 これは電子手帳としてはそこそこ使えたものの、私の中にモバイル願望が目覚めると、通信機能を何も備えていないことで急速に色褪せて見えてしまったため退役。
 でもこいつにはいい勉強をさせて貰いました。それは「ペン入力は大凶」ということ。まぁ安物だったので認識率が悪かったのもあるでしょうけど、手で書いている暇があったらキーボード打った方が早いし、漢字なんかもうすでに忘れているので手書きできない!!(爆) 私はこれ以来ペン入力型の機械を買わないと心に決めたのでありました。

Palmtop PC
HEWLETT PACKARD
200LX

CPU : 80C186 7.91MHz
Memory 2MB
640*240ドット FTN液晶
 モバイル願望が急激に高まっていた私が手に入れたかなりマニア仕様のマシン。パームトップPCという訳の分からないジャンルからもそれが伺えると思います。このマシンの最高なところはこの大きさにしてMS-DOSが動いてしまうと言うことです。つまり乾電池2本で動作するDOS/Vパソコンなんですね。ただし、OSは英語版がROMにすでに焼いてあるので様々なパッチを当てまくり無理矢理日本語化するなど、かなりトリッキーな手法で動かすのが当時の主流となっていました。
 PHSデータカードと一緒にモバイル生活を楽しんでいましたが、使い込むほどに遅く感じるようになって来るのが人情と言うもの。それでもクリスタルを載せかえて無理矢理倍速化とか無茶もさせて長い間使っていました。製造中止された今でも熱狂的なファンがいるものうなずけるマシンです。

パーソナルコンピュータ
Gateway2000 G6-300

CPU PentiumII 300MHz
Memory 64MB
HDD 4GB
 いい加減PC98の時代は終わったと思い、本格的にDOS/Vの海へ旅立ったマシン。486からPentiumIIに乗り換えた私は失禁しそうなほどの高速処理に涙を流しました。(嘘) ついでに当時はマイナーかつインチキ企業的見られ方をしていたGateway2000社製と言うことも怪しさに花を添えます。今となってはメジャーな会社になってしまって、私としては非常にガッカリなんですが。
 ついでに6万円以上の大金をはたいて最速4倍書き込みCD-Rも装備し、いえはいつのまにかCDの生産工場になっていました(笑)。
 その後スロットというスロットにメモリやカードを突っ込み極限までチューンナップ。CD-ROMのトレイが折れるという事故(ぷろふぇーる参照)も乗り越え(別に何も対策をは施していないが)、今でも現役で活躍中です。今のところ不自由はしていませんからまだまだ働いてもらうことになるでしょう。

関数電卓
CASIO fx-9700GE

Memory 24KB
24桁8行表示
ダイナミックグラフ描画機能
 関数電卓というのに単4電池を4本も必要とするモンスターマシン。訳の分からない記号やらがキーボードに印刷されている姿はサイバーそのものです。定価では数万円するようですが、展示再生品と言うことで6千円程度でゲット。かなりお買い得。
 心強いのが訳の分からない関数でも速攻でグラフ化してくれちゃうのと、公式でも何でも記憶してくれる大容量メモリーです。これさえあれば微積の苦手な私だって定期試験も怖くない!(ぉぃ

Notebook PC
Mitsubishi AMiTY CN

CPU Pentium 133MHz
Memory 48MB
640*480ドット
DSTNカラー液晶
 長い間欲しいと思っていたWindowノートパソコンをやっと手に入れた記念すべき1号機。CPUの性能はちょっと時代遅れでしたし、バッテリー寿命も短かったですが、外にいながら自分の家と同じ画面が見られるという事に感動し気にせず結構使い込んでました。DSTN液晶ですが、ディスプレーがお得意の三菱のプライドなんでしょうか、かなり手の込んだコーティングが施されていてかなりきれいに見えます。
 今となってはみんなが知っているSOTECがWinbookとしてOEMで販売していたのもこれと同じマシンです。(ただしガワの色は黒)

ハンドヘルドPC
CASIO CASSIOPEIA A60

CPU SH3 80MHz
Memory 8MB
640*240ドット FTN液晶
 かなりの間可愛がったHP200LXはテキストベースの通信をするのには問題ないものの、WWWやインターネットのメールを見るのに巧みの技を必要とするために素直にCE機を買った方がいいじゃん!と思い、安直な思考により速攻で買ったマシン。カシオというといまいち詰めの甘い印象を持っていた私でしたが、このマシンは思っていた以上に出来がよく満足しています。MIPS系のCPUに比べるとさすがに遅いですが、昔からSuperHが大好きだった私としてはあまり気になりません。SuperHだから許す!みたいな。
 ちなみにSuperHというのは日立製のRISCチップの名前で、SH1とかSH4とか世代を表す番号と一緒に略されてます。セガサターンや一時のカシオ製デジタルカメラの心臓部として働いているが奴らなのです。

Notebook PC
SONY VAIO PCG-505S

CPU MMXPentium 266MHz
Memory 64MB
HDD 4GB
800*600ドット
TFTカラー液晶
 いわずと知れたソニー製小型軽量B5ノート。購入した瞬間にプリインストールしてあったソフトはことごとく削除し、快適な動作環境を確保してみました。なので中身はバイオでもなんでもない普通のパソコンと化していたりします。
 今まで使ってきたノートパソコンではポインティングデバイスがトラックポイント(キーボードの真ん中あたりにでている突起をグニャグニャすることでポインタが動く奴)を搭載しているもので、はじめてさわるタッチパッドに少々苦戦。それに加えこのタッチパッドはペン入力ができるというのが売りらしいが、ペン対応のために感圧式のものが採用されており、操作感が静電容量式のものに比べイマイチ・・・。まぁソニーだから許すっていうのが結論ですが。(爆)

 こうやって書いてみると自分で思ってた以上の数ですよ。一体何が悲しくてこんなにたくさんのノイマン型電子計算機たちに接してきたんでしょう?
 こんなの買っていなかったら今頃自動車でも買えてそうな気もしますね。(笑)

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